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燧ケ岳に登ったとき、次は真正面に見える至仏山にしようと決めた。やはり燧ケ岳と至仏山はセット で、早いうちにやっつけておきたかったのである。しかも、翌週には鳩待峠の駐車場までが冬季閉鎖 になってしまうということで、慌ててやってきた。
9時に鳩待峠の駐車場に到着。手前の上り坂は凍結していたが、ノーマルタイヤでなんとか上ることができた。シーズンも大詰 めのためか、噂に聞いていた2500円という殺人的な駐車料金が無料だったのはとってもラッキーである。登山者の車は1台 も停まっておらず、山荘も休憩所もすでに店じまいしており、とても閑散としていた。9時半登山開始。始めは切り開かれた林 の中を行くことになる。前日まで降った雪が残っており、足元を気にしながらしばらく行くと、木段と木道が設置されており、 ここからは足場もしっかりしているため登りやすくなる。一時間ほどで樹林帯をぬけると、やがてオヤマ沢田代に出た。ここま で登ると、だいぶ標高も高くなり、尾瀬ヶ原とその先の燧ケ岳がばっちりの展望である。鳩待峠から3km、笠が岳への分岐を 過ぎると小至仏山の山頂が見えてきた。ここから急な登りになる。登山道は岩場に変わっており、これは蛇紋岩というとても滑 りやすい岩質で、さらにその上に雪が積もっており、さらにすべすべスニーカーの靴底のため何度もコケそうになりながら、よ うやく小至仏山の山頂に到着。目指す至仏山はこの先1.1km。意外とある。いったん下って、登り返し30分ほどで、標高 2228mの山頂に到着。山頂には尾瀬管理事務所の人が2人だけいた。今日もいい天気で、日光や上越の山々の眺めが素晴ら しい。しかし、なんと言っても目の前の燧ケ岳だろう。尾瀬ヶ原を従え、どっしりとした裾野まで見ることができるその勇姿 は、まさにカッコイーの一言である。 ![]() ![]() ひっそりとした鳩待峠の駐車場(下山時) うっすら雪が積もった道を歩き始める ![]() ![]() 間もなく中間点 急な木段を登っていく ![]() ![]() オヤマ沢田代に出た 笠が岳分岐でひと休み ![]() ![]() 視界が開けると好展望 蛇紋岩の岩峰を慎重に登る ![]() ![]() 小至仏山に到着 至仏山が現れた ![]() ![]() 2時間30分で至仏山に到着 尾瀬ケ原の向こうに燧ケ岳と会津駒ケ岳 ![]() ![]() 日光白根と錫ケ岳 <山行後記> シーズン最後だったので、とても静かな山行であった。賑わう夏にも一度来てみたいと 思った。人気の山だけあり、登山道はよく整備されており快適に登ることができた。 ![]() |
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