2013年2月24日

           天候     曇 / 小雪
           コース    林道ゲート前 ⇔ 稲荷川展望台 ⇔ 洞門岩(林道コース) ⇔ 雲竜渓谷入口 ⇔ 友不知 ⇔ 雲竜瀑
           歩程     12km
           行動時間  5時間
           メンバー   私




昨年から計画していた雲竜渓谷。実は2週間前に職場の工場長と登山口までやってきたのだが、私が登山靴を
持ってくるのを忘れるという大失態をしてしまい、そのまま帰らざるをえなかった。
そのままではなんとなく消化不良な感じがするので、時季としては少し遅いかもしれないが
ひとりで行ってみることにした。工場長ごめんなさい。
      
   
        スタッドレスタイヤでもこれ以上は進めず        いきなりふた手に分かれる         工事用の林道をゆるゆると登って行く
         ゲートの300メートルほど手前に駐車      両方に踏み跡があるが左方向が正解    どんより曇った空からは小雪が舞い落ちる
  
            45分で稲荷川展望台にでた            展望台からは残念な眺め             さらに20分で洞門岩
                                      晴れていれば女峰山、赤薙山が見える    ここで沢コースと林道コースに分かれる
   
        林道コースの行き止りを右に下って行くと      ここでようやくアイゼンを装着する          沢に沿って奥へ進んで行く
            雲竜渓谷の入り口となる           急階段は雪にうもれて滑り台のよう     数か所の渡渉があるがまったく問題なし
 
       友知らずのゴルジュ。凍てついた氷壁はアイスクライミングのメッカ       友知らずを過ぎるとメインであるツバメ岩の氷柱群
           ここでの光景に興奮を覚えたが、実はまだ序の口だった                目を奪われる凄い光景が広がる
 
            頭上に注意しながら、ツバメ岩のテラス裏側に入る              巨大な氷柱はまさにアイスブルーの色を放つ
                   向こうに見えるのが雲竜瀑                晴れていれば空の青さがその鮮やかさを一層引き立てるはず
   
頭上から迫りくるようなツララのお化け。迂闊にその下には近寄れず、細心の注意を払わなければならない
こんなものに直撃されれば、痛いどころの騒ぎでは済まない。念のためヘルメットを被ってる人もいるが。。。
  
                  20メートルはあろうかという氷柱                   雲竜瀑を目指して、さらに奥へ進んで行く
               下から見上げると、その大きさに圧倒される            足元には崩れ落ちたものと思われる氷の塊がゴロゴロ
 
奥の氷柱のほうが太く、よく育っているように感じる。そして、太い氷柱ほど青さが強いように見える
それにしても、どこを見ても凄い光景が広がる。非日常的な眺めにすっかり夢中だ
   
メインの雲竜瀑に近づくには右側に延びる高巻き道を行かねばならない。はじめ、ここの取り付きが分からず、少し探してしまった
足元に注意しながら慎重に登って行くと、眼下には先ほどのツバメ岩を一望できる
  
高巻き道から雲竜瀑の全体を眺める。落差160メートルの瀑布はまさに自然が作った建造物で迫力がある
滝壺まで下り、雲竜瀑の基部にたどり着くと、そのスケールの大きさをさらに実感する
 
天気が良ければ、ここでゆっくり食事でもしたいところだったが、そんな気にもなれず早々と雲竜瀑を後にした



                まとめ
           ・渓谷入口までは登山の要素はなく、散策ルートといったものだった
           ・洞門岩から先は無難な林道コースを使ったが、渓谷入口までアイゼンなしでも問題なかった
           ・数か所の渡渉ポイントは、ストックなどを使ってバランス良く渡る
           ・時季的にかなり氷の崩落が進んでいるようなので、できればヘルメットがあったほうがいいか
            もしれない。とくに晴れた日や、気温の上昇する昼近くは細心の注意を払う
           ・雲竜瀑の滝壺へ行くためのF1高巻き道は、10本爪以上のアイゼンとストックかピッケルが
            必要。ここの登りが一番の難所だった

          <あとがき>
           今月の初めに暖かい日が続き、滝の結氷具合があまり良くないらしく、さらに2月も下旬に近い
           こともあり、それほど期待はしていなかった。しかし、実際にそれを目にしたときは、期待をは
           るかに上回る凄い眺めに感動を覚えた。自然が作った氷の芸術は、あまりにも美しく荘厳ですら
           あった。ぜひ来年は天気の良い日に再訪しようと思う。

           

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