11大菩薩嶺@


 手軽な尾根歩きと南アの眺望が魅力
だいぼさつれい


(2057m)
                                                      山梨県甲府市・北都留郡丹波山村


       今年の山登りもそろそろ終わりなので、近場で手頃な山はないかと考えていた。この前も奥秩父
             方面への山行だったが、今回もその近くの大菩薩嶺へ行くことにした。

 2006年12月11日    

 ・コース
  上日川峠⇔福ちゃん荘⇔勝縁荘⇔大菩薩峠⇔
  賽の河原⇔雷岩⇔大菩薩嶺

 ・行き 1時間50分 、 帰り 1時間30分

 ・標高差 467m

 ・歩程 8.4km
  


早朝に自宅を出発。中央道を使わずに青梅街道だけで奥多摩を目指した。柳沢峠を越え、裂石温泉を過ぎると左折する。あとは
曲がりくねった細い一本道のみで、これが登山口への最終アプローチだ。上日川峠の駐車場には1台も車が停まっていなかっ
た。軽い朝食を済ませると、まずはロッジ長兵衛まで戻り、その脇に設置されている登山道の案内図を確認する。唐松尾根から
登頂し、下山時に大菩薩峠を経由するルートが面白そうだったのだが、今日は楽をしようと思い、唐松尾根は通らずに上日川峠
から大菩薩峠を経由し雷岩、大菩薩嶺山頂というピストン行に決めた。9時過ぎに登山開始。アスファルトの敷かれた道を20
分行くと福ちゃん荘にでた。下のロッジ長兵衛と同じく、ここもすでに店仕舞いしていた。その奥に広くはないが駐車スペース
があり、ここまで車で登ってくればよかったと後悔した。福ちゃん荘からは登山道らしくなるが、整備された緩やかな道のため
歩きやすい。しばらく行くと沢に掛かる橋があり、これを越えると勝縁荘で左側に進んで行く。若干、斜度が増した林の中を3
0分行くとやがて視界が開け、介山荘に到着した。ここは標高1897mの大菩薩峠だ。富士山と南アルプスの絶景をしばし堪
能。大菩薩嶺へはここから続く尾根を進んで行くことになる。まず目の前にあるピークを越え、いったん下るとそこは賽の河原
で、山頂まではすぐそこである。天気が良いせいか、ここの尾根歩きはとても気持ちがいい。左側の斜面を2頭の鹿が散歩して
いた。雷岩を登り、再び林の中をしばらく進むとやがて山頂に到着した。山頂といってもまったくピーク感はなく、見通しもき
かない。しかし青空の下でキラキラ輝く霧氷はとても綺麗だった。


 
          駐車場から大菩薩嶺を望む(下山時)                      スタート地点のロッジ長兵衛

 
              福ちゃん荘まではラクラクだ                       勝縁荘を過ぎると登山道らしくなる

 
              林を抜けると大菩薩峠                          山頂へとのびやかな稜線が続く

 
                   賽の河原                                 ここが2000m地点

 
            山頂は木々に覆われていた                             眼下には大菩薩湖

    
               山頂からは見通しが利かないが、その手前の尾根道からはどこからもこの眺望が得られる

 
            雪化粧した白根三山のパノラマ




        <山行後記>
          自宅からも近く、天候にも恵まれたため、とても気分の良い山行だった。山の景色を楽しむに
          は、やはり空気の澄んでいるこの時期が一番だろう。大菩薩嶺は手軽に登れ、適所に山小屋も
          あるので初心者にはもってこいの山だと思う。今回のルートは比較的楽に、短時間で登れるが
          1日かけていろいろなルートを廻るのもいいだろう。





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