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今年初の登山ということで、前回は筑波山に行ったのだが、少々物足りなさを感じたので 今回はもう少し足慣らしをしようと、楽に日帰りできる両神山へ行くことにした。
また、最近は奥秩父の山を登ることが多く、この両神山も早めに登っておきたかった。
自宅を早朝に出発し、登山口である日向大谷に到着したのが7時30分。思ったより早く着けた。無料駐車場には5,6台の車 が停まっていただろうか。登山口は他にもあるようだが、一番ポピュラーなこととアクセスが楽なことでここに決めた。準備を して7時50分、登山開始。両神山荘の前を通り山の中へと入って行く。しばらくは樹林帯の中をアップダウンを繰り返しなが ら進んで行く。1.5kmほど行ったところでコース分岐があり、ここを左で薄川に沿って、まずは清滝小屋を目指していく。 何度か川を渡りながら、徐々に高度を上げていくのだが、林の中は眺望が乏しく淡々と登っていく感じだ。今日は気温が20℃ 近くまで上がるということで、日の差さない林のなかを歩いていてもかなりの汗が出てくる。しかし、途中にあった滝などは完 全に凍結していた。登山開始から1時間40分で第一目標の清滝小屋に到着した。3階建てのログハウス風の立派な山荘だ。下 の駐車場で会ったおじさんが先に到着していたので、一緒に小休止となった。ここまで4km。結構疲れてしまったが山頂まで はあと残り1.8kmだ。小屋を出発すると斜面がきつくなった。我慢してしばらく登ると神社に出た。そう言えば、この山は 信仰の山だそうで、途中にも幾つか祠やお地蔵さんが建てられていた。神社を過ぎると斜度はゆるくなるのだが、積もった雪が 凍結しており、かなり慎重に登らねばならなかった。何ヶ所かある鎖場はそれほどきつくはないので、足元に注意すれば楽に通 過することができた。しだいに視界が開け、尾根にでると間もなく山頂かという雰囲気が漂ってきた。毎回そうだが、この時の 気分は最高潮である。最後の岩場を鎖を使って登りきると両神山山頂に到着した。今回は先客が4人いた。さっそく一番高い岩 の上に立ち、ぐるりと周り見渡す。この山は奥秩父では微妙なところに位置しており、富士山や南北アルプスを眺めるには少し 離れているのだが、360度の眺めは素晴らしい。今日は天気が良く、暖かなのでいつもよりゆっくりした後、下山を開始し た。 ![]() ![]() 日向大谷からスタートする 清滝小屋までもう少し ![]() ![]() 清滝小屋はとても立派だ 産体尾根から展望が開ける ![]() ![]() 両神神社 山頂まであと少し ![]() ![]() 3時間20分で両神山に到着。山頂は狭い 360度の眺望だ ![]() 奥多摩方向を遠望 ■ 両神山はその山容がノコギリのようにギザギザしており、特徴があると言われているが 登山口に向かう途中、歩いているあいだとも、その姿を一度も見ることが出来なかった。 <山行後記> 久しぶりの足慣らしのつもりが、思いのほかハードな山行であった。登山道は何ヶ所か 狭い斜面を渡って行くようなところがあったが、その他はよく整備されており登りやす かった。この時期にしては穏やかな天候であり、とてもいい山行であった。 ![]() |
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