14両神山


 意外とハードな両神山だった
りょうかみさん


(1723m)
                                                       埼玉県秩父郡小鹿野町・秩父市


        今年初の登山ということで、前回は筑波山に行ったのだが、少々物足りなさを感じたので
         今回はもう少し足慣らしをしようと、楽に日帰りできる両神山へ行くことにした。
        また、最近は奥秩父の山を登ることが多く、この両神山も早めに登っておきたかった。

 2007年3月4日    

 ・コース
  日向大谷⇔両神山荘⇔清滝小屋⇔両神神社⇔
  両神山

 ・行き 3時間20分 、 帰り 2時間15分

 ・標高差 1123m

 ・歩程 11.6km
  


自宅を早朝に出発し、登山口である日向大谷に到着したのが7時30分。思ったより早く着けた。無料駐車場には5,6台の車
が停まっていただろうか。登山口は他にもあるようだが、一番ポピュラーなこととアクセスが楽なことでここに決めた。準備を
して7時50分、登山開始。両神山荘の前を通り山の中へと入って行く。しばらくは樹林帯の中をアップダウンを繰り返しなが
ら進んで行く。1.5kmほど行ったところでコース分岐があり、ここを左で薄川に沿って、まずは清滝小屋を目指していく。
何度か川を渡りながら、徐々に高度を上げていくのだが、林の中は眺望が乏しく淡々と登っていく感じだ。今日は気温が20℃
近くまで上がるということで、日の差さない林のなかを歩いていてもかなりの汗が出てくる。しかし、途中にあった滝などは完
全に凍結していた。登山開始から1時間40分で第一目標の清滝小屋に到着した。3階建てのログハウス風の立派な山荘だ。下
の駐車場で会ったおじさんが先に到着していたので、一緒に小休止となった。ここまで4km。結構疲れてしまったが山頂まで
はあと残り1.8kmだ。小屋を出発すると斜面がきつくなった。我慢してしばらく登ると神社に出た。そう言えば、この山は
信仰の山だそうで、途中にも幾つか祠やお地蔵さんが建てられていた。神社を過ぎると斜度はゆるくなるのだが、積もった雪が
凍結しており、かなり慎重に登らねばならなかった。何ヶ所かある鎖場はそれほどきつくはないので、足元に注意すれば楽に通
過することができた。しだいに視界が開け、尾根にでると間もなく山頂かという雰囲気が漂ってきた。毎回そうだが、この時の
気分は最高潮である。最後の岩場を鎖を使って登りきると両神山山頂に到着した。今回は先客が4人いた。さっそく一番高い岩
の上に立ち、ぐるりと周り見渡す。この山は奥秩父では微妙なところに位置しており、富士山や南北アルプスを眺めるには少し
離れているのだが、360度の眺めは素晴らしい。今日は天気が良く、暖かなのでいつもよりゆっくりした後、下山を開始し
た。


 
              日向大谷からスタートする                           清滝小屋までもう少し

 
              清滝小屋はとても立派だ                          産体尾根から展望が開ける

 
                   両神神社                                  山頂まであと少し

 
         3時間20分で両神山に到着。山頂は狭い                         360度の眺望だ


              奥多摩方向を遠望




             ■ 両神山はその山容がノコギリのようにギザギザしており、特徴があると言われているが
               登山口に向かう途中、歩いているあいだとも、その姿を一度も見ることが出来なかった。




        <山行後記>
          久しぶりの足慣らしのつもりが、思いのほかハードな山行であった。登山道は何ヶ所か
          狭い斜面を渡って行くようなところがあったが、その他はよく整備されており登りやす
          かった。この時期にしては穏やかな天候であり、とてもいい山行であった。





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