30男体山


 志津乗越から楽をするが眺望悪し
なんたいさん


(2486m)
                                                                                          栃木県日光市


          日光の山々の中でも男体山はその姿がひときわ美しい。中禅寺湖を抱く
          ようにひっそりと佇んでいるが、麓には華厳の滝、戦場ヶ原、東照宮な
          どの見所があり、栃木県を代表する山である。また、山岳信仰の対象の
          山としても知られ、山頂には日光二荒山神社の奥宮がある。


 2007年6月3日    晴/曇

 ・コース
  志津乗越⇔志津小屋⇔崩落地点⇔男体山

 ・行き 1時間50分 、 帰り 1時間30分

 ・標高差 701m

 ・歩程 6.5km
  


男体山の登山ルートは2つで、中禅寺湖畔の二荒山神社からの表ルートと、裏男体林道の志津乗越からの裏ルートがある。後者
のほうが標高差が500m少なく、楽に登れそうなのでこちらから登ることに決めた。駐車場は一杯だったので、手前の林道脇
に駐車し、8時45分に登山開始。まずまずの天気だが山頂方向へ雲の流れがある。緩やかな道を3分ほど行くと志津小屋にで
た。随分立派な小屋で中には布団が用意されていた。そのすぐ先には二荒山神社志津宮が祀られていたので、今日の登山の無事
を祈った。そこから10分で視界が開け、砂防ダムのようなものが現れた。ずっと先には男体山の山頂だろうか、木々の上に山
の頂が顔を覗かせている。その後は樹林帯の中へ進んで行く。やや荒れた登山道で、表出した樹木の根が辺りを這っている。ま
た、残雪の影響だろうか、足元がゆるんでいる箇所がかなりあり、注意しながらの登りとなった。1時間ほど経ったところで大
きな崩落箇所が現れた。男体山は崩落が進んでいるということが窺える。この崩落箇所の脇を越えると、再び同じような単調な
登りとなる。今日は多くの人が訪れているらしく、上からどんどん下山してくる。狭い登山道は人とのすれ違いが大変だ。しば
らくすると前方には山頂へと続くなだらかな稜線が見えた。ここからはそれほど斜度もなく快適に登ることが出来、スタートか
ら1時間50分で山頂に到着した。山頂は横に広く、二荒山神社や二荒山大神の像が建てられていた。また、一番高いところに
は5mはある大きな刀が立てられており、記念写真を撮る人たちで賑わっていた。南側の眺めは残念なことに雲で隠されてしま
い、中禅寺湖の影が何とか見えただけであった。反対側も登山口付近の眺めは良かったが、その先の大真名子山や女峰山を見る
ことが出来なかった。


 
         裏男体林道から男体山を望む                     登山道入口からしばらくは平坦な道を行く

 
            すぐに志津小屋がある                   視界が開けると木々の向こうに再び山頂が見えてきた

 
            崩落地点にさしかかる                   雲の下に戦場が原、その向こうに日光白根山が見える

 
          山頂手前は緩やかに登る                          とりあえず奥宮まで行ってみる

 
  1時間50分で男体山に到着するも、ほとんど眺望得られず                一番高い所に御神刀が立つ

   
        二荒山大神の像が建てられている




        <山行後記>
          山頂手前の尾根までは比較的単調な登りが続き、ほとんどノンストップの速攻登山で
          あった。雲が出てしまったのは残念だったが、日光の自然の素晴らしさを感じられる
          とても楽しい山行だった。





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