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関東地方もようやく梅雨が明け、本格的な夏がやってきた。最近は近場の山に行くと、天気が今ひとつだった。今日はいい天気 になるというので、伊豆へのドライブがてらサクッと天城山に登ることにした。 朝早く家を出発したのですんなりと天城高原に着けた。登山口はゴルフ場の近くで、ハイカー専用の結構大きな駐車場には立派 なトイレがある。先着車は3台ほどだった。駐車場入口の道路を渡った向こうに登山口があり、まずはそこに設置されているル ート案内図を確認した。ここから万二郎岳を経由して最高地点の万三郎岳へ行き、ピストンするかシャクナゲコースで周回する かになる。ちなみに、ここ天城高原から万三郎岳を通り、伊豆の踊り子で有名な天城峠までは全長17kmの天城山縦走路とな っている。さて、歩き出してしばらくは緩やかな登りが続き、10分ちょっとで万二郎岳方面とシャクナゲコースとの分岐にで た。登山道は荒れてはいないのだが、岩がゴロゴロと転がっており思いのほか歩きにくい。相変わらず大汗をかきながらの歩き となったが、暑さはそれほどではないようだ。東京では今日の気温は34度に達すると言っていたが。スタートから50分で万 二郎岳に到着した。ピーク感はなく周りを木々に囲まれているが、その隙間からはこれから向かう万三郎岳がよく見えた。小休 止のあと再び歩き出した。一旦鞍部までの下りとなり、その後は平坦な道になると、目の前にはアセビのトンネルが出現した。 馬酔木と書いてアセビと読むらしいが、実際に見たのは初めてだと思う。花は付けていなかったが、なかなかの物で一見の価値 ありだ。その後は山頂に向けてやや斜度を増していく。たいした斜面ではないのだが、やはりじわじわと暑さが効いてきたのだ ろうか、歩くペースが落ち、立ち休みを数回繰り返すことになった。スタートから2時間10分で万三郎岳の山頂に到着した。 こちらも周りを木々に囲まれており、さらに高度感が乏しいためあまり面白みのない山頂だ。それほど景色を楽しむことは出来 ないが、とてもいい風が吹き渡っている。居心地が良いのでベンチに腰掛け30分ほど休憩をした。そろそろ下山することにし よう。シャクナゲコースを周って帰ることにしたが、このコースは分かりづらい箇所がいくつかあり、途中の景色も望めない道 が続いた。シャクナゲの季節もとっくに終わっていた。ゆっくりと歩いて天城高原ゴルフ場に戻ってくると、駐車場には車が随 分停まっていた。観光バスまで来ていたが、ほとんど人には会わなかったのが不思議だった。 ![]() ![]() 天城高原GCの駐車場 登山口でルート図を確認する ![]() ![]() 万二郎岳とシャクナゲコースとの分岐 まずは万二郎岳に到着した ![]() ![]() あそこに見えるのが万三郎岳かな? これが噂のアセビのトンネル。一見の価値ありだ ![]() ![]() ハナダテ?とは一体なんぞや 万三郎岳に到着したが、あまり展望が得られずつまらない ![]() ![]() 帰りは周回するシャクナゲコースをたどる シャクナゲは終わってしまったが、美しいブナの森の中を帰る <山行後記> 本来なら足慣らし程度で大した山ではないと思うが、やはり真夏の山登りは堪えるの だろう。また、この時期の伊豆はどこも混んでいるため、帰りに渋滞に嵌まってしま い、登山と同じくらい疲れた。 ![]() |
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