
御前山
(1405m)
登頂日 2009年4月18日 |
標高差 875m |
行動時間 5時間10分 |
天候 曇/晴 |
コース
小河内ダム ⇔ サス沢山 ⇔ 惣岳山 ⇔ 御前山 |
久しぶりの山登りは奥多摩三山の最後の一峰、御前山に行くことにした。この山はカタクリでも知られており、見頃を迎えた時期に行ってみたいと思っていた。
奥多摩湖の小河内ダムまで車を走らせ、ダムサイトにある駐車場に車を置いた。まず堰堤を渡り、対岸左側の公園の先から登山道が延びていた。ここから大ブナ尾根で御前山を目指す。いきなりの急登で早くも息が上がってしまうが、足を慣らしながらゆっくりと登って行くと45分でサス沢山に着いた。眼下に奥多摩湖を望め、ここまでかなり登ってきたことが分かる。サス沢山からしばらく行くと、斜面は落ち着き、楽に歩くことができる。先ほどまでたちこめていた雲はだいぶ消えてきた。ふと足元を見ると、そこにはカタクリが姿を見せていたが、まだ花は開いていない。先を進むと今度はたくさんのコバイケイソウが林床に群生していた。ここからは再び斜度が増し、きつい登りとなるが、ひと踏ん張りで惣岳山に着いた。右手には小河内峠経由で三頭山方向へと道が延びている。ここまで来れば御前山はもうすぐだ。山頂まで続く尾根道をたくさんのカタクリが彩りを添えている。山頂へは歩き始めてから2時間20分で到着した。それほど広くない山頂だが、多くの登山者で賑わっていた。眺望はあまり良くないと聞いていたが、まずまずのものだった。甲武信ヶ岳や雲取山などの奥秩父主脈の核心部の山々も望め、反対側には富士山が顔を覗かせていた。

車を置いて早速歩き出す
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ダムの堰堤を渡って登山口に向かう
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大ブナ尾根の急登
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サス沢山から奥多摩湖を望む
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緩やかに続く防火帯
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林床に群生するバイケイソウ
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惣岳山を過ぎると御前山まであと少し
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2時間20分ほどで御前山に到着
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雲の上に浮かぶ富士山
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雲取から鷹ノ巣までの石尾根の眺め
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雲海から顔を出す蛭ケ岳、檜洞丸
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カタクリ
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カタクリ
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カタクリ
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<あとがき>
思いのほか天候回復が遅れたものの、新緑とカタクリの咲く山歩きはとても気分良かった。変化のある登山道で、十分登山を堪能することができる。三頭山や大岳山への縦走もいつかしてみたいものだ。
