03大雪山@


 初の北海道での登山は雪山歩きとなった
たいせつざん


(2290m)
                                                   北海道上川郡東川町


         北海道の中央に位置する大雪山系。南北に連なる山域は広大で、北海道の
         屋根を形成しており、その北部にある旭岳は道内の最高峰でもある。この
         一帯は素晴らしい環境に恵まれている。大小の湖沼が点在し、夏には多彩
         な高山植物が咲き乱れる。また、ヒグマ、エゾシカ、キタキツネ、エゾシ
         マリスなどの希少な動物が生息している。9月も半ばを過ぎれば、鮮烈な
         原色の世界へと変わり、大雪山が最も美しい姿を見せる。


 2006年10月24日    

 ・コース
    RW姿見駅⇔姿見の池⇔金庫岩⇔旭岳

 ・行き 2時間 、 帰り 1時間10分

 ・標高差 690m

 ・歩程 6.0km
  


前回は南の宮之浦岳だったので、今回は北海道の大雪山に決めた。ひと月ほど前に初雪があった大雪山旭岳だが、ここ最近はほ
とんど雪は降っていないらしい。前日、情報を得ようとロープウェイ駅近くのビジターセンターへ行ってみた。その途中で見え
た旭岳は、半分から上が真っ白だった。
今日もまずまずの天気だ。ロープウェイ駅前の駐車場は有料なので、一段下った無料駐車場に車を停め準備完了、さっそくロー
プウェイに乗り姿見駅へ。姿見駅を出ると周りは20cmくらいの積雪であった。それでは登山開始。5分ほど行くと姿見の池
があったが、水面は雪に覆われていた。写真を撮り、すぐに登り始める。ここからが本格的な登山道といった感じだ。斜面はそ
れほどきつくなく、順調に8合目あたりまで登ると、吹き溜まりは50cmほどの積雪になるが、前登者の足跡をトレースすれ
ば楽に登ることができる。途中で外人さんの男女2人組を追い越した。How Are You! 入山記録にはオーストラリアから来たよ
うなことが書かれていたが、行き先には旭岳から富良野岳となっていた。山頂がだんだん近づいてきた。9号目付近は足場が悪
くなるが、慎重に越えて、左に折り返すとすぐに山頂へ続く尾根になる。登り始めて2時間で標高2290mの山頂に到着。山
頂には1mほどの積雪があるが、風はなく最高のスーパーパノラマが楽しめた。30分後、下山開始。1時間ちょっとで無事に
姿見駅に到着した。


 
              目指す旭岳が見えてきた                         まずはロープウェイに乗って

 
              氷結している姿見の池                               地獄谷の噴気孔

 
                十勝連峰を遠望                           山頂まではあと少し。金庫岩が見える

 
                  旭岳に到着                                  山頂ひとり占め

 
                熊ケ岳と黒岳方面                         北海道で一番高いところからの眺め


 
      下界を見下ろす。北海道らしい雄大な眺めが広がる             帰りはあっという間に姿見の池まで戻ってきた




       <山行後記>
          紅葉が終わり、スキーの季節を前にした静かな時期の山行であった。雪は積もっていたが
          風はなく、天気も良かったのでとても楽しく登ることができた。ここは登山道が火山礫な
          ので、多少の積雪があったほうが楽に登れるのではないだろうか。



    【 2012年9月23日 大雪山A 再訪





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