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今年の夏、四国へ旅行したときに宿泊した大歩危温泉の近くに剣山はあった。そのときは、あい にくの天気と時間不足のために登山は断念した。今回、再びやって来たのだが、またしても天候 不順であった。 今回の四国遠征では、2日間で剣山と石鎚山の2峰を登ることにする。 初日は剣山で、その後は石鎚山に近い西条市に移動となる。 【 徳島空港 --- 剣山 --- 西条(泊) --- 石鎚山 --- 高知空港 】
まずは徳島空港から登山口の見ノ越へ向かった。国道438号に入ると、道路は狭い山道になり、ぐんぐん標高を上げていっ た。ここまで来ると車窓からの眺めは秘境そのものといった感じだ。さらに山道を上り詰めた先、ようやくリフト乗り場に到着 した。屋根付きの駐車場に停め、雨具を着てリフトに乗車。このリフトは意外と長い。西島駅に着くと、山頂へのルート図の看 板があり、それを見て幾つかあるルートのうち一番短時間で行けるものに即決した。12時45分登山開始。よく整備された登 山道はいたって快適で、登りだして数分で刀掛の松というところに着いた。その名のとおり、刀を掛けておくために置いておく 松の木の形をしているが、どれだけ大きな刀なのやら。しばらく行くと立派な建物があり、ここでは食事や宿泊ができるよう だ。建物の脇にある階段を登ると、早くも山頂付近である。一面を笹に覆われており、その中に木製のデッキがあっちこっちへ 造られていた。そこを奥へ進むと、やがて剣山の山頂標があった。本当にここが山頂なのかと思うくらいピーク感がなく、あっ けないものであった。予定では、ここから次郎笈、一の森への縦走を楽しみにしていたのだが、最悪の天候のため、あえなく断 念。吹き曝しの山頂は風雨が強く、とても寒かったので早々に下山することにした。西島駅に着くと、そこからはリフトを使わ ずに歩いて見ノ越まで下りた。 ![]() ![]() リフトに15分乗ると西島駅 歩き始めるとすぐに刀掛の松 ![]() ![]() あっという間に中間点を過ぎた 頂上ヒュッテを越えると山頂はすぐだ ![]() ![]() 剣山に到着 風が強く寒い。さっさと下山すべし <山行後記> 山の名前から想像する険しさはまったくない。しかし、天候が良ければ標高があるので 眺めは良く、また、次郎笈やその先の三嶺といった四国一の縦走路も楽しみのひとつだ。 西日本で二番目の高峰は、登山そのものより、登山道入り口までが長く険しい道路なの で、そのアプローチのほうがとても大変だと感じた。
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