07石鎚山@


 連日の悪天候で天狗岳は断念
いしづちさん


(1982m)
                                                         愛媛県西条市・久万高原町


        石鎚山は西日本最高峰で、弥山と天狗岳からなり、石鎚山脈の中核をなし
        ている。また、日本七霊山の一つで信仰の山としても知られている霊峰で
        ある。山頂へのルートは、今回のルートのほか、石鎚スカイライン頂上か
        らの土小屋ルートと、面河渓上流からの面河ルートがある。以前、面河渓
        沿いに石鎚スカイラインを走ったことがあり、その時に見た石鎚山の姿は
        とても印象的であった。


                            2日目は宿のある西条から石鎚山に向かう。

               【 徳島空港 --- 剣山 --- 西条(泊) --- 石鎚山 --- 高知空港 】


 2006年11月20日    曇/雨

 ・コース
    RW成就駅⇔成就社⇔八丁⇔前社ケ森小屋
    ⇔夜明峠⇔二の鎖元小屋⇔巻き道⇔弥山

 ・行き 2時間30分 、 帰り 2時間15分

 ・標高差 674m 弥山(1974m)まで

 ・歩程 9.4km
  


曇っているが、天気予報では雨は降らないらしい。少なくとも前日のようなことにはならないだろうと思い、宿を出てロープウ
ェイ乗場まで車を飛ばした。9時半到着。予定より少し遅くなってしまった。なんとも派手なデザインのロープウェイに揺られ
ること8分で成就駅に到着した。途中、昨晩泊まっていた西条の町と海がよく見えた。駅舎で準備をし、外へ出てみると、なん
と小雨が降っているではないか。また雨か。しかも霧も大量発生。雨具を着て、10時20分に登山開始。最初の30分はなだ
らかな道をジグザグに登って行く。ここはスキー場の林間コースであろうか、ナイター照明らしきものがあった。すると、成就
社に到着した。これからが本格的な登山道となる。原生林の中を1kmゆるやかに下り八丁へ。八丁からところどころ急な登り
をしばらく行くと、名物の鎖場である。まずは試しの鎖。これはパスし、すぐに前社ケ森小屋にでた。ひと休みしていると、こ
の鎖を登ってくるオバサン5人グループがやって来た。なんてパワフルなオバサンたちだ。小屋を出るとまもなく夜明かし峠
だ。ここは樹林帯からいったん抜けるので、晴れていれば山頂一帯を見ることが出来るのだが。夜明かし峠から10分ほどで一
の鎖だ。石鎚山を登るからには、やはりひとつくらい鎖場を行かなければと思い、ここは果敢にトライすることにした。雨で濡
れているせいか、足元がとても滑る。ほとんど腕力だけで登りきったが、意外と疲れた。そのまま進むと次は二の鎖、三の鎖だ
が、これはパスして巻き道を行くことにした。こちらは崖に張り付くように、しっかりとした階段が掛けられている。曇ってい
るので分からないが、高所恐怖症の人には堪らないだろう。下りのときに先ほどのオバサン軍団に会ったが、3人が二の鎖にチ
ャレンジしているということだ。下の小屋に荷物をデポし登っているようだが、その姿はまったく見えず、叫び声だけが雲の中
から聞こえてくるだけだった。階段を登りきると、まもなく山頂に到着した。もちろん景色は何も見えず、この悪天候が恨めし
いばかりだ。これでは天狗岳に向かう気にもなれず、早々に下山することにした。


 
             石鎚登山ロープウェイ乗り場                       30分ほど歩くと石鎚神社成就社に到着

 
              前社ケ森小屋でひと休み                      夜明峠からは山頂が見えるはずだったが

 
                 一の鎖に挑戦                              二の鎖元小屋が見えてきた

 
               巻き道を進んで行くと                            2時間30分で弥山に到着

 
                ガスの中。眺望なし                             下りのロープウェイから



               石鎚山の鎖場
               この山の鎖場の長さはハンパではない。とりあえず、一の鎖だけ登ってみたが、これだけで
               十分だったので、二と三の鎖はやめにした。

               天狗岳は断念
               山頂ではほとんど視界ゼロだったため、天狗岳はどうしようかと考えたが、断念しすぐに下
               山した。帰りに高知空港に着いたのが、出発の20分前だったので、天狗岳には行かなくて
               正解だった。




        <山行後記>
          前日の剣山に続いて今日も生憎の天候だ。四国まで来たのに残念である。気分としては
          いまひとつだったが、山頂に至るまでの道程は変化があり、とてもいいと思った。また
          麓の紅葉も見事だ。機会があれば、天候の良いときに再訪したいものだ。



       11月19日 剣山





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