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甲武信ケ岳は来年にしようと思っていた。 雪が心配ではあるが、前日に天気予報を確認したところ、それほど天気は悪くないようなので
思い切って行ってみることにした。
今年の山歩きは今回で終わりにすることにした。
登山道は山梨県側と長野県側からのルートがあるが、今回は長野県の川上村から入り千曲川源流を通るメインルートで行くこと にした。中央道から国道141号にはいってしばらく走ると路面に雪が現れてきた。毛木平の駐車場に着いたころには、ずいぶ んと真っ白になっていたがそれほどの積雪量ではない。車は他に一台も停まっていない。7時50分、早速登山開始。はじめは 道幅のある林道を行くが、30分ほどで林道とは別れ登山道に入った。登山道と言っても斜度はそれほどなく楽に歩ける。千曲 川源流までは遊歩道になっており、登山者でなくても散策気分で行けるようだ。冬枯れの林の中を千曲川に沿って1時間半行く とナメ滝に出た。川の水量はかなり多く、源流まではまだ距離があるような感じだ。まだまだ先は長いので急ぐことにした。基 本的には川に沿って行けばいいのだが、時々進む方向を見失ってしまうことがあった。積もった雪のせいかもしれない。そこか ら何度か川を渡り返しながら1時間で千曲川源流地点に到着した。ここまではあまりアップダウンがなかったとはいえ、これだ けの距離があるとやはりそれなりに標高が上がってきたようだ。辺りにはかなり雪が積もっている。しかも寒い。一服したあと 出発。その直後、それまでとは一変して急登になった。雪が積もっているので少々登りづらかったが、すぐに尾根にでた。ここ は奥秩父主脈の縦走路で、先日登った金峰山方向への分岐でもある。尾根といっても木々に遮られてあまり見通しは利かない。 30分行くとやがて視界が開け、目の前にガレ場が現れた。山頂は近く、最後のひと踏ん張りだ。これを100mほど登ると甲 武信ヶ岳山頂に到着した。だいぶ積雪があり、霧氷もきれいだ。曇っており遠望は利かないが、国師ケ岳や奥千丈岳をはじめ、 奥秩父の山々は眺めることができた。ときおり雲の隙間から日が差すものの、とても寒かったのですぐに下山した。下山時は凍 結した川や雪が積もった岩で何度も転んでしまった。軽アイゼンでもあれば良かったか。 ![]() ![]() 毛木場の駐車場はうっすらと積雪 千曲川源流遊歩道を進む ![]() ![]() ナメ滝はたいしたことがなかった 日本最長河川の出発点。ここまでは緩やかな道が続いた ![]() ![]() 稜線に出たが見通しが利かず 最後はガレ場の急登だ ![]() ![]() 3時間40分で甲武信ケ岳に到着。寒かったので早々に下山する 奥秩父主脈ルート ![]() となりには三宝山。三宝岩もよく見える <山行後記> 他に登山者が一人もいなかったので、静かな中で登山ができた。千曲川源流までは楽に 行くことができたが、距離があり、同じような道が続くので少々飽きてしまった。山頂 手前の尾根付近を除き、きつい登りはほとんどない。
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