12甲武信ケ岳@


 千曲川源流を訪ねて雪道を行く
こぶしがたけ


(2475m)
                                                                                    山梨県山梨市
                                                                                    埼玉県秩父市
                                                                                    長野県南佐久郡川上村



                   甲武信ケ岳は来年にしようと思っていた。
     雪が心配ではあるが、前日に天気予報を確認したところ、それほど天気は悪くないようなので
                   思い切って行ってみることにした。
                今年の山歩きは今回で終わりにすることにした。


 2006年12月18日    晴/曇

 ・コース
  毛木平⇔ナメ滝⇔千曲川源流⇔甲武信ケ岳

 ・行き 3時間40分 、 帰り 2時間15分

 ・標高差 1016m

 ・歩程 13.8km
  


登山道は山梨県側と長野県側からのルートがあるが、今回は長野県の川上村から入り千曲川源流を通るメインルートで行くこと
にした。中央道から国道141号にはいってしばらく走ると路面に雪が現れてきた。毛木平の駐車場に着いたころには、ずいぶ
んと真っ白になっていたがそれほどの積雪量ではない。車は他に一台も停まっていない。7時50分、早速登山開始。はじめは
道幅のある林道を行くが、30分ほどで林道とは別れ登山道に入った。登山道と言っても斜度はそれほどなく楽に歩ける。千曲
川源流までは遊歩道になっており、登山者でなくても散策気分で行けるようだ。冬枯れの林の中を千曲川に沿って1時間半行く
とナメ滝に出た。川の水量はかなり多く、源流まではまだ距離があるような感じだ。まだまだ先は長いので急ぐことにした。基
本的には川に沿って行けばいいのだが、時々進む方向を見失ってしまうことがあった。積もった雪のせいかもしれない。そこか
ら何度か川を渡り返しながら1時間で千曲川源流地点に到着した。ここまではあまりアップダウンがなかったとはいえ、これだ
けの距離があるとやはりそれなりに標高が上がってきたようだ。辺りにはかなり雪が積もっている。しかも寒い。一服したあと
出発。その直後、それまでとは一変して急登になった。雪が積もっているので少々登りづらかったが、すぐに尾根にでた。ここ
は奥秩父主脈の縦走路で、先日登った金峰山方向への分岐でもある。尾根といっても木々に遮られてあまり見通しは利かない。
30分行くとやがて視界が開け、目の前にガレ場が現れた。山頂は近く、最後のひと踏ん張りだ。これを100mほど登ると甲
武信ヶ岳山頂に到着した。だいぶ積雪があり、霧氷もきれいだ。曇っており遠望は利かないが、国師ケ岳や奥千丈岳をはじめ、
奥秩父の山々は眺めることができた。ときおり雲の隙間から日が差すものの、とても寒かったのですぐに下山した。下山時は凍
結した川や雪が積もった岩で何度も転んでしまった。軽アイゼンでもあれば良かったか。


 
            毛木場の駐車場はうっすらと積雪                        千曲川源流遊歩道を進む

 
            ナメ滝はたいしたことがなかった               日本最長河川の出発点。ここまでは緩やかな道が続いた

 
            稜線に出たが見通しが利かず                          最後はガレ場の急登だ

 
 3時間40分で甲武信ケ岳に到着。寒かったので早々に下山する                  奥秩父主脈ルート


          となりには三宝山。三宝岩もよく見える




        <山行後記>
          他に登山者が一人もいなかったので、静かな中で登山ができた。千曲川源流までは楽に
          行くことができたが、距離があり、同じような道が続くので少々飽きてしまった。山頂
          手前の尾根付近を除き、きつい登りはほとんどない。


                             
                   【2008年11月2日 甲武信ケ岳A 再訪】  





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