17雲取山@


 東京の秀峰は奥多摩の名峰だった
くもとりやま


(2017m)
                                                                                   東京都西多摩郡奥多摩町
                                                                                   埼玉県秩父市


         雲取山は奥多摩、奥秩父の山の中でも気になっていた山のひとつだった。
         東京都とは言え、最深部に位置しているため、一泊して登る登山者も多い
         ようだが、長い林道を通った先からなら日帰りも十分可能らしい。


 2007年4月1日    

 ・コース
  後山林道終点⇔三条の湯⇔三条ダルミ⇔雲取山

 ・行き 2時間50分 、 帰り 2時間45分

 ・標高差 1088m

 ・歩程 13.0km
  


下の国道からやや荒れた後山林道を通り、終点の一番奥に車を停めることができた。他には数台が駐車していた。準備をして早
速登山開始だ。雲取山は2017m、標高差は1000m超、気合を入れて歩きだす。始めは小さな川に沿って緩やかに登って
行き、25分で三条の湯に到着した。なかなか味のある山小屋だ。次の目標地点は三条ダルミで、コースタイムは2時間だとい
う。ここから上りが少しきつくなったが、水無尾根という、あまりアップダウンの無い、よく踏まれた登山道で歩きやすい。し
ばらくすると青色鍾乳洞への分岐があったが、これは封鎖されていた。野鳥のさえずりを聴きながら明るい林の中を進むと、右
側の視界が拓けてきた。風が汗をかいた体に心地良い。三条の湯からいい調子で登り、1時間50分で三条ダルミに到着した。
ここは拓けた小さな広場のようなところで、木のテーブルとベンチが設置されていた。雲取山荘への巻き道は通行止めとなって
いた。小休止のあと出発。情報によるとこの先から山頂までは急登が続くらしいのだが、実際には想像したほどではなかった。
それより時々、強風がすごい音をたてて襲ってくる。汗が一気に冷やされ、寒気を感じる。ペースを乱さないように、ゆっくり
登り続けると山頂が近いのだろうか、高度計の数値は2000mに達しようとしている。その後、間もなくニセ山頂にでた。こ
こには立派な避難小屋とトイレが建てられていた。小雲取山へ気持ちの良さそうな稜線が伸びていく眺めは、なんとも素晴らし
い。山頂へは避難小屋の裏手を少し登るとすぐに到着した。ぐるり360度の眺望はまさに絶景である。富士山の姿もうっすら
とだが見ることができた。山頂には台湾から来たという留学生さんがおり、三峰を通ってここまでやって来たそうだ。これから
奥多摩駅まで行くというので、この留学生さんと一緒に下山することにした。


 
                林道終点に車を置く                        まずは三条の湯に向けてゆるゆる進む

 
              25分で三条の湯に到着                           水無尾根は明るく歩き易い

 
           しばらくすると右手の展望が開ける                         三条ダルミでひと休み

 
            ここから山頂までは風が強かった                      ここはニセ山頂。避難小屋がある

 
            こちらは小雲取山へ続いて行く                      2時間50分で雲取山頂上に到着


             奥秩父の山並みを一望する




        <山行後記>
          事前に調べたところ、三条ダルミまでは退屈で、そこから先が大変だということだった
          のだが、自分としては実際にはそんなことはなく、斜度は適度で、また登山道にはそれ
          なりに変化があり全体を通していい調子で登ることができた。天気も良かったのでとて
          も気分の良い山行であった。


                     【2011年5月3日 雲取山A 再訪】  





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