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【 伊吹山 --- 中津川(泊) --- 恵那山 】
滋賀県最高峰の伊吹山だが、簡単に登れる山なのでさっさとやっつけてしまいたかった。早朝に自宅を出発すると中央道、名神 道を走り関ケ原までやって来た。 伊吹山ドライブウェイを使えば山頂へは僅か20分ほどで立つことが出来るが、3000円というバカ高い通行料を取られてし まうし、なによりこれでは登山の価値が無い。ということで、ロープウェイ乗り場から続く林道で3合目まで行くことにした。 この林道だが入口に通行禁止の看板がかけられていたが、閉鎖されているわけではないので構わず進入していった。林道を10 分進むと3合目にある駐車スペースに到着。そこから山頂を目指すことにした。花菖蒲が咲くスキー場のゲレンデの中を歩き始 めると、目の前には伊吹山の山頂部分が展開し、とても開放感がある。この景色を眺めながらリフト1本分を進むと、道は右側 の森の中へと続いて行く。毎度のことながら歩き出しは足が痛むのでゆっくりだ。スタートから15分で5合目に到着した。こ こにはベンチとテーブルが置かれ、また飲料の自販機まで設置されていた。1合目から歩いてきた人にはここで本格的な休憩と なるようだが、こちらは休まず先を急ぐことにした。この先は潅木帯となり、終始眺めの良い登山道が続いていた。眼下には先 ほどのスキー場と、その先には琵琶湖の東岸を俯瞰できた。曇っているが、のびやかな眺めだ。避難小屋を過ぎると7合目で、 標高は1000mを越えた。この辺りから道の両側には綺麗な花々が現れ始めた。花が咲いているといつも歩く速度が緩んでし まう。1時間で8合目に到着した。ここにもベンチとテーブルが置かれ、傍らには祠が建てられていた。そろそろ小休止にしよ う。再び歩き始めると登山道には大きな石が目立ち始めるが、斜度はこれまでと変わりなくまったく問題ない。5合目からひた すらジグザグに登り続けるとやがて9合目だ。ここは下から見えた小さな鞍部である。初めは左側のピークが山頂かと思ってい たが違っていた。分岐を右方向に5分ほど行くと伊吹山山頂に到着した。山頂には数人しか居らず、ひっそりと静まり返ってい た。一帯を覆う雲がそんな雰囲気を増しているようだ。ドライブウェイからは観光客が手軽に訪れることが出来るので、そんな 人たちのためにか大きな売店や食堂が何棟も建てられており、さながら海の家といった風情だ。売店のおばちゃんと雑談しなが らしばらく休憩し、その後は景色も楽しめないのでさっさと下山することにした。 ![]() ![]() 林道の終点が3合目になる リフトに沿って歩いて行く。正面が山頂だ ![]() ![]() 5合目の休憩ポイントは通過 だいぶ登ってきた。曇っているがなんとか琵琶湖が見えた ![]() ![]() 立派な避難小屋 8合目で休憩することにした ![]() ![]() ここで二手に分かれる 山頂にある建物群 ![]() ![]() 1時間20分で伊吹山に到着 ご覧の通り眺めなし。残念 ![]() ![]() 売店のおばちゃんを捕まえてしばらく雑談する <山行後記> 観光道路を使わなくても、それほど時間を掛けずに山頂に立つことが出来、足慣らし には丁度良い。本格的な花の見頃には少し早かったか。山頂では雲が広がってしまい 景色は望めなかったが、静かでのんびりとした山行を楽しむことが出来た。
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