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瑞牆山という名を知ったのは十数年前、この方面に行ったときだった。標高2230m、山頂に 大きな岩塔が屹立するその険しい山容は迫力があるが、はたしてこんな山に登れるのだろうかと 思っていた。 隣り合った瑞牆山と金峰山は一度に登ってしまうのがいいが、一日では大変なので2日 かけてのんびり登ることにした。 【 11月30日 瑞牆山 、 12月1日 金峰山 】
自宅を早朝に出発し、まずは中央道で須玉へ。増富ラジウム温泉からはクリスタルラインで登山道入口のある瑞牆山荘に9時に 到着した。途中の道路からは曇り空ながらも、これから目指す瑞牆山の山頂が、その右隣には明日登る予定の金峰山を望むこと ができた。駐車場には3台しか車が停まっていない。軽い朝食をとり、9時20分に登山開始。落ち葉の敷詰められた林の中を 40分ほど行くと、富士見平小屋にでた。ここまでの登山道は、ところどころ分かりづらい箇所があった。富士見平小屋は金峰 山方面への分岐点でもある。また、ここには水場もあり、幕営も可能だ。20分ほど下ると天鳥川で、ここを渡ると目の前にあ るのは桃太郎岩だ。岩には天然記念物とうっすら書かれているのが読み取れるが、その真偽は定かではない。このあたりから急 な登りが続くことになる。数ヶ所設置されている梯子、脚立、階段は傷んでおり注意が必要だろう。さらに小雪も舞ってきたで はないか。1時間で頭上に聳える大きな岩の下にでたが、これが有名な大ヤスリ岩であろうか、下からではよく分からない。も うそろそろ山頂かという雰囲気がしてきた。岩場が多くなってきたが、その上にうっすらと雪が積もっているため、とても滑っ て大変だ。そのまま直登するのかと思ったが、岩山の裏へ回り込むようにして山頂に到着した。生憎の天気で何も見えないが、 本来なら奥多摩や八ヶ岳の眺望が広がることだろう。かろうじて眼下に大ヤスリ岩の影が見えるだけであった。 ![]() ![]() 登山口の駐車場(下山時) のんびりと行きますか ![]() ![]() 道に迷ったが、たまたま山頂が見えた 富士見平小屋に到着 ![]() ![]() これが有名な桃太郎岩 大ヤスリ岩?の基部 ![]() ![]() 山頂に到着 残念ながらほ眺望得られず ![]() 下山したら晴れていた。清里に向かう途中の信州峠からは瑞牆山と明日登る金峰山がはっきりと確認できた <山行後記> 途中から天候が悪化してしまい残念だった。下山を開始して30分もすると山頂付近は 晴れてきた。もう少し、山頂でねばっていればよかった。一部、岩登りのような箇所が あるものの、山容の険しさから想像するよりも楽に登ることができた。登山道は道標が 少なく判りづらい箇所がいくつかあった。
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