42八甲田山


 眺望が得られず残念だが温泉は最高
はっこうださん


(1584m)
                                                                                   青森県青森市・十和田市


         青森市の南、十和田湖との間に位置する火山群の総称を八甲田山という。
         標高1584mの大岳を最高峰とするその山域には、アオモリトドマツの
         原生林が広がり、湿原には多くの高山植物が見られる。また国内でも有数
         の豪雪地帯で、映画やドラマの名としてもたびたび聞くことがある。


   【 東北山巡りウィーク 】
            8/15              8/16                8/17
    盛岡(泊) --- 岩手山 --- 酸ケ湯温泉(泊) --- 八甲田山 --- 岩木山 --- 盛岡(泊) --- 早池峰山 ---

             8/18              8/19                 8/20
     酒田(泊) --- 鳥海山 --- 鶴岡(車中泊) --- 月山 --- 蔵王山 --- 白布温泉(泊) --- 吾妻山


       
 2007年8月16日    

 ・コース
  酸ケ湯温泉⇔地獄湯の沢⇔仙人岱⇔鏡沼⇔大岳

 ・行き 2時間00分 、 帰り 1時間30分

 ・標高差 687m 
          
 ・歩程 8.0km
  


昨日、投宿した酸ヶ湯温泉ではゆっくり温泉に浸かり、前日の登山の疲れをとることが出来た。宿の脇にある登山口を8時50
分に出発した。1人がやっと通れるくらいの狭い道だが、良く整備されていて歩きやすい。雲が出ているが風は弱く、まあまあ
快適に歩ける。スタートから45分で早くも山頂まで半分の2km地点に達した。まずまずのペースだ。ここで小休止とした。
先に休んでいた人に八甲田の山について、いろいろな話を聞かせてもらった。彼はこの上で幕営するらしい。再び歩き出すが、
ここから先は沢沿いのガレ場をしばらく登ることになる。地獄湯の沢といい、火山活動の影響なのだろうか、V字形にえぐられ
た斜面には土砂や岩が堆積しており足場も悪くなっている。また、辺りは硫黄の臭気が漂っている。振り返ると雲の下には原生
林が広がり、その中にポツンと酸ヶ湯温泉が小さく見えた。その後、平坦な道へと変わり仙人岱に出た。小さな河原のようなと
ころに木道が敷かれ、ホッとできる。かなりガスに覆われてきたが、天気の良いときはとても気持ちの良さそうな場所だ。木道
を進むとすぐに八甲田清水があり、底から湧き出ている水は冷たく美味しかった。仙人岱から先は再び足場が悪くなった。さら
に強風が吹き付けてくるが、周りには木々がなく吹き晒しのため飛ばされそうになる。すると突然、沼が現れた。これは鏡沼で
クロサンショウウオやモリアオガエルの生息地らしい。鏡沼からは一息で大岳山頂に到着した。山頂は結構な広さだが、登山者
は2、3人しかいなかった。眺望なし、強風のため早々に退散することにした。冬期の八甲田の自然の厳しさが想像できた。


  
     朝から賑わう酸ケ湯温泉              八甲田大岳の登山口               よく整備された登山道

 
         45分で涸れた沢に突き当たる                        半分を過ぎたところで休憩する

 
   ガレた地獄湯の沢を登る。眼下には酸ケ湯温泉が見える                 仙人岱は平坦な道が続く

 
              仙人岱の水場                             ここを10分少々で山頂だ

 
           2時間で大岳に到着                          ご覧の通り、眺望ゼロのため速効下山




        <山行後記>
          途中から眺望がゼロになってしまったので、もくもくと登るのみとなった。そのせい
          かどうか、意外とあっけなく山頂には達した。今日はピストン行となったが、天候が
          良ければ大岳山頂から毛無岱のお花畑を巡り、酸ヶ湯に至る周回ルートにも行ってみ
          たい。



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