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青森市の南、十和田湖との間に位置する火山群の総称を八甲田山という。 標高1584mの大岳を最高峰とするその山域には、アオモリトドマツの 原生林が広がり、湿原には多くの高山植物が見られる。また国内でも有数 の豪雪地帯で、映画やドラマの名としてもたびたび聞くことがある。 【 東北山巡りウィーク 】 8/15 8/16 8/17 盛岡(泊) --- 岩手山 --- 酸ケ湯温泉(泊) --- 八甲田山 --- 岩木山 --- 盛岡(泊) --- 早池峰山 --- 8/18 8/19 8/20 酒田(泊) --- 鳥海山 --- 鶴岡(車中泊) --- 月山 --- 蔵王山 --- 白布温泉(泊) --- 吾妻山
昨日、投宿した酸ヶ湯温泉ではゆっくり温泉に浸かり、前日の登山の疲れをとることが出来た。宿の脇にある登山口を8時50 分に出発した。1人がやっと通れるくらいの狭い道だが、良く整備されていて歩きやすい。雲が出ているが風は弱く、まあまあ 快適に歩ける。スタートから45分で早くも山頂まで半分の2km地点に達した。まずまずのペースだ。ここで小休止とした。 先に休んでいた人に八甲田の山について、いろいろな話を聞かせてもらった。彼はこの上で幕営するらしい。再び歩き出すが、 ここから先は沢沿いのガレ場をしばらく登ることになる。地獄湯の沢といい、火山活動の影響なのだろうか、V字形にえぐられ た斜面には土砂や岩が堆積しており足場も悪くなっている。また、辺りは硫黄の臭気が漂っている。振り返ると雲の下には原生 林が広がり、その中にポツンと酸ヶ湯温泉が小さく見えた。その後、平坦な道へと変わり仙人岱に出た。小さな河原のようなと ころに木道が敷かれ、ホッとできる。かなりガスに覆われてきたが、天気の良いときはとても気持ちの良さそうな場所だ。木道 を進むとすぐに八甲田清水があり、底から湧き出ている水は冷たく美味しかった。仙人岱から先は再び足場が悪くなった。さら に強風が吹き付けてくるが、周りには木々がなく吹き晒しのため飛ばされそうになる。すると突然、沼が現れた。これは鏡沼で クロサンショウウオやモリアオガエルの生息地らしい。鏡沼からは一息で大岳山頂に到着した。山頂は結構な広さだが、登山者 は2、3人しかいなかった。眺望なし、強風のため早々に退散することにした。冬期の八甲田の自然の厳しさが想像できた。 ![]() ![]() ![]() 朝から賑わう酸ケ湯温泉 八甲田大岳の登山口 よく整備された登山道 ![]() ![]() 45分で涸れた沢に突き当たる 半分を過ぎたところで休憩する ![]() ![]() ガレた地獄湯の沢を登る。眼下には酸ケ湯温泉が見える 仙人岱は平坦な道が続く ![]() ![]() 仙人岱の水場 ここを10分少々で山頂だ ![]() ![]() 2時間で大岳に到着 ご覧の通り、眺望ゼロのため速効下山 <山行後記> 途中から眺望がゼロになってしまったので、もくもくと登るのみとなった。そのせい かどうか、意外とあっけなく山頂には達した。今日はピストン行となったが、天候が 良ければ大岳山頂から毛無岱のお花畑を巡り、酸ヶ湯に至る周回ルートにも行ってみ たい。 岩手山 --- 八甲田山 --- 岩木山 --- 早池峰山 --- 鳥海山 --- 月山 --- 蔵王山 --- 吾妻山 ![]() |
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