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山形県のほぼ中央、出羽山地の南部に位置する月山は、湯殿山、羽黒山 と並んで出羽三山の一つである。高層湿原やフラワートレッキング、ま た、7月末までスキーが出来るとあって、夏の時期にはハイカーやスキ ーで賑わいを見せる一方、修験道の霊山としても知られている。 【 東北山巡りウィーク 】 8/15 8/16 8/17 盛岡(泊) --- 岩手山 --- 酸ケ湯温泉(泊) --- 八甲田山 --- 岩木山 --- 盛岡(泊) --- 早池峰山 --- 8/18 8/19 8/20 酒田(泊) --- 鳥海山 --- 鶴岡(車中泊) --- 月山 --- 蔵王山 --- 白布温泉(泊) --- 吾妻山
昨日、近くの道の駅で一夜を過ごしたおかげで、登山口の姥沢駐車場へは丁度リフトが動き出す頃にやって来ることが出来た。 環境美化協力費とかで200円を払うが、これは一種の入山料なのだろう。曇っているが視界ははっきりしており、何より涼し いのがいい。早速、団体一行の後に並び、リフトに乗り込んだ。標高差わずか260mほどだが、楽チンで上駅まで運んでもら う。リフトを降りるとガスがかかり視界は若干悪くなった。ガスさえ無ければ、ここから月山を見ることが出来るのだが残念 だ。風も吹いてきたため、念のため上着だけ雨具にした。歩き始めてから詰まるのが嫌だったので、団体よりも先にスタートし た。石の敷かれた道を行くとすぐに木段に変わる。笹の中をゆるゆると進むと木道に変わり、その後しばらくは小さなアップダ ウンの繰り返しで全然登っている気配がない。今日は時間が早いので、のんびり歩こうとしたが、前にいる人々を次々と追い抜 いてしまった。20分で姥ケ岳との分岐に着いた。先ほどよりもさらに視界が悪くなったが、いいペースで木道を進むと、20 分で山頂まで半分の地点に出た。あっけなくここまで来たが、ここからが登山道らしくなった。斜度は少しきつくなるがまだま だ歩きやすい。遠くからホラ貝の音色が聞こえて来るが、ガスの影響でまるで見えない。数分経ったころ、いきなり目の前に白 装束の一団が現れた。先ほどのホラ貝は彼らが吹いており、この山が奥州随一の山岳信仰の地であることを実感した。さて、風 は次第に強くなり、唸りを上げており、霧が体に吹き付けられる。道は徐々に急になり、やがて溶岩が流れ出たような岩場へと 変わった。足場は悪いが距離はなく、すぐに平坦な道になると、霧の中から頂上小屋が現れた。せっかくここまで来たので、月 山神社本宮にて500円払い、御祓いをしてもらった。ついでに御参りもして一回りすると、最後に御神酒を勧められたので遠 慮なく頂くことにした。坊主が御神酒代を欲しそうな目で見ていたが、これ以上お金をあげるのはやめた。吹き荒れる風は最高 潮で、頂上小屋に戻るとしばし休憩とした。今日はこの後、蔵王山をやっつけなければならない。そろそろ下山の途につくこと にした。 ![]() ![]() 駐車場を上がったところにあるリフト乗り場 リフトを使う手抜き登山者がたくさん。自分もそうだが ![]() ![]() 20分で姥ケ岳分岐に。ますます視界が悪くなる 山頂まではもう少しだ ![]() ![]() 1時間20分で頂上小屋に到着 500円払ってお祓いをしてもらい、ついでにお参りもすませる 明日こそ晴れますように <山行後記> 毎度の天候で景色云々を語る必要はないだろう。さらに、あまり花も見られなかった のが残念だった。大した距離がなく、リフトも利用できるので多くの観光客が軽装で 訪れていたが、こんな日にはせいぜい牛首までにしといたほうが良いのではないか。 岩手山 --- 八甲田山 --- 岩木山 --- 早池峰山 --- 鳥海山 --- 月山 --- 蔵王山 --- 吾妻山 ![]() |
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