山形県と宮城県にまたがる蔵王連峰は、東北地方を南北に走る奥羽山脈 の一角を成している。主峰は標高１８４１ｍの熊野岳で、その山頂付近 にあるエメラルドグリーンの水を湛えた御釜はあまりにも有名である。 火山の恩恵を受け、良質の温泉が数多く、また、冬の風物詩である樹氷 は一見の価値がある。 【 東北山巡りウィーク 】 ８/15 8/16 8/17 盛岡（泊） --- 岩手山 --- 酸ケ湯温泉（泊） --- 八甲田山 --- 岩木山 --- 盛岡（泊） --- 早池峰山 --- 8/18 8/19 8/20 酒田（泊） --- 鳥海山 --- 鶴岡（車中泊） --- 月山 --- 蔵王山 --- 白布温泉（泊） --- 吾妻山
今日は朝から月山に登り、ついでとばかり蔵王山も済ませてしまおうと思い、蔵王ハイライン刈田峠にやって来た。蔵王温泉へ は何度もスキーで訪れたことがあるが、ここ宮城県側のスキー場では一度も滑ったことがない。昼時ということもあり駐車場は 車で一杯だった。こんな天気にも関わらず観光客でごった返すなか、１３時過ぎに歩き始めた。レストハウスの先では、すぐに 刈田岳との分岐になるが刈田岳には用が無いので、ここを左へ進む。リフト降り場との合流を過ぎると、いよいよ登山道らしい 道となった。と言っても、ザレてはいるがまだ緩やかである。視界が悪いので、コース上に立てられている木の棒を目印にしな がら進む。この棒が無ければ今日のような濃霧の中では進路が掴めなくなるのではないだろうか。確か右側には有名な御釜があ るはずだが、これでは確認のしようが無い。霧の中からは登山者が次々と下山してくる。天気のせいもあってか、熊野岳までは さすがに一般の観光客は行かないらしい。道の両側には背の低い草木がコロニーのように点々と存在しており、その中に小さな 花がぽつぽつと咲いているのが見える。２０分ちょっとで馬の背分岐になり、そこを熊野十字路方向へ緩やかに登って行くと、 その後やや斜度を増した溶岩状の道に変わった。うっすらとコースが付けられているようだが、どこを歩いてもいいようだ。す ぐに平坦な場所に辿り着くと、そこには小屋や、何か分からないが建物があった。一瞬ここが山頂かと思ったが違っていたよう だ。近くにいた人に聞いたところ、この先にあるらしいのだがどうもはっきりとしない。とりあえず言われた方へ行くと、熊野 岳への看板が立てられていた。その後は５分で熊野岳山頂に到着した。神社があり鳥居の向こうに山頂標があったので、そこで 写真を撮った。長居するような状況ではないのでさっさと山頂を後にした。   ハイライン刈田峠にあるレストハウス ガスにまかれて馬の背を行く   馬の背分岐から熊野十字路方面に向かう 避難小屋   あっという間に熊野岳に到着 山頂にある熊野神社。月山神社と同様に明日の晴天祈願をする 晴れてくれっ〜 初日の岩手山を除き、これまで６連敗だ。ここまでされると、いい加減腹が立つのをとお り越して呆れてくる。もうあきらめの境地だ。雨はいくら降っても構いませんが、どうか ほんの少しだけでも景色を見せて下さい。。。天の神様〜。 ＜山行後記＞ 散歩気分で歩けるので気軽に山頂に立てるが、物凄い強風には参った。風だけならまだ いいが、視界不良のため御釜をまったく見ることができなかったのは残念だ。まあ蔵王 ならまた来る機会があると思うので、そのときにでも寄って見てみようと思う。 岩手山 --- 八甲田山 --- 岩木山 --- 早池峰山 --- 鳥海山 --- 月山 --- 蔵王山 --- 吾妻山 |
